【浅草鬼嫁日記】物語にトリップしてしまった少女【かくりよの宿飯】

9 ページ9

A「ありがとうございます！
では本日はご挨拶に参りましたのでこれで失礼します」



茨木姫「ええ」


茨木姫は何故自分にありがとうと言われたのか分からないようだったけど
気にしなくていいです…

なんか酒呑童子が惚れた理由が分かった気がする




私は部屋をでた



A「…晴明？」


部屋の前には晴明がいた……笑いをこらえながら




晴明「なんだ？ｸｸ何か用か？」








…怒

A「なんで笑った!!」


清明「あれは笑わない方が可笑しい」

キリッとした表情で言われた

A「ふざけんな!!
部屋に戻る!!」






私は清明を置いて部屋に戻った



A「笑うことないじゃん…」



1人で部屋にうずくまってると襖の隙間から何かが入ってきた



A「これって…式？」


入ってきたのは紙で出来た鳥…いわゆる式というものだった



その式は部屋を数週回った後ただの紙になって落ちた




その紙にはやけに綺麗な字で"悪かった"と書いてあった


A「…不器用過ぎでしょ(笑)」

私は部屋を出た

10→←8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す