愛しい人＊＊＊風磨side ページ6
週末、俺は伝えていた時間より30分遅れて合流した。
居酒屋の個室へ通され、顔を覗かせた途端
「お、風磨！」と佐藤が気付いた。
すでに出来上がっている皆の顔を見つつ、佐藤の隣に座る。
「何飲む？」と聞く佐藤に、とりあえずビールでと返事をしながら周囲を見ていると、俺の飲み物をオーダーし終わった佐藤から「Aなら今日はこないよ」と言われて、動揺した。
風「何言ってんの？」
はぐらかそうとしたけど
「先約あるんだってさ。残念だったな(苦笑)」
追い討ちをかけられた。
風「…連絡取ってる？」
諦めて話を進めようと舵を切る。
「時々。俺よりも、ユリの方がやり取りしてるから、俺はユリから話を聞く感じだけど」
ユリというのは最近佐藤と結婚した奥さんのことで、ユリも同じ大学の仲間。
風「そーなんだ。ってか、ユリは？来てないの？」
「つわりが酷くて今日は家で休んでるよ。
みんなに会いたがってたよ」
風「え？マジ？おめでとう」
「サンキュ(笑)てか、Aのことだけどさ。
ちょっと気になることがあって…」
そこから佐藤に聞いた話は、俺の不安をどんどん増幅させていき、それに比例しAに会いたい気持ちが募っていった。
風「アイツ、彼氏いたんじゃなかったっけ？」
ひと通り話し終えて佐藤へ聞くと
「いつの話だよ、それ。とっくに別れたって。俺の知る限りは、その後誰とも付き合ってない」
そんな返事。
「てゆーか、風磨もさ。
いい加減はっきりさせないの？
お前らお互いに惹かれ合ってるの、傍から見てバレバレなのに、本人だけが隠せてると思ってたっしょ？(苦笑)」
懐かしそうに笑う佐藤に
風「…え。そーなん？」
確かに俺は、Aに振り向いて欲しくて、特別なんだよって伝わるような態度を取っていたのも事実だけど…
Aも同じ気持ちだったなんて、信じられなかった。
「そーだよ。
俺らからしたら、お前らいつまで遠回りすんの？じれったいったらないわ」
風「うっせ。ほっとけ(苦笑)」
Aが今、俺をどう思っているのかは分からない。
分からないけど…
俺はAが好きで、好きで、今でもその気持ちは変わらない。
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
