愛してる ページ50
「…まだ夢みたい」
帰り道助手席でそういう私に
風「んふっ 良かったな」
嬉しそうにそう言って、私の頭を撫でる風磨の大きな手。
「…風磨が口添えしてくれたんでしょ？」
風「いや？経緯はさっき話してたっしょ？
ただ、俺はお前をあの会社に紹介しただけ」
「ありがとう…ほんとに…
もう、靴は作れないって思ってたから…」
風「お前のデザインする靴、俺すっげー好きだからさ。
街でお前が作った靴を履いてる人見ると、何だかすっげー嬉しくなるっつーか…
だから、もっとたくさんの人にお前の作った靴履いてもらいたいし、何より…お前がやりたい仕事ってそれだろ？」
「風磨は何でもお見通しだね…」
苦笑いしながらそう言うと、信号がちょうど赤になって車が止まり、風磨がこちらを向いて、片手が頬に触れる。
風「そりゃね、愛してるから」
まっすぐ私の目を見て恥ずかしげもなくそう言う風磨。
「ちょっ…恥ずかしい…」
風磨の視線に耐えきれず、視線を逸らし私を見て
「んふっ かわい(笑)」と満足気に笑い、青信号になって風磨はアクセルを踏む。
運転する風磨の横顔を盗み見ていると
風「ねぇ、そんなに見られると恥ずかしいんだけど(笑)」
視線は前に向けたまま、サングラス越しに目が笑ってるのが分かって、不覚にもかっこいいと思ってしまった。
「風磨って…かっこいいんだね」
風「は？今更すぎない？(笑)
俺、一応ジャニーズだしアイドルなんだけど？」
「いや、そうなんだけど…(苦笑)
私の中では風磨はずっと風磨だったから」
風「んー…まぁ分からなくもねぇけど。
で？今更ながら俺がかっこいいことに気付いたAちゃんは心配になっちゃうわけ？」
「ううん、ならない」
風「え。ならんの？」
「…私、信じてるから。
私は風磨が大好きだし風磨とこれからもずっと一緒にいたいって思ってる。
風磨が私に笑ってくれるとすごく嬉しいし、幸せなの。
風磨が辛い時はそばにいたいし、抱きしめてあげたいって思う。
…同じこと、風磨も思ってるでしょ？」
風「お前さぁ…(苦笑)」
また赤信号のタイミングで、思わず苦笑いした風磨の手が後頭部へ回り、そのまま強く引き寄せられキスをされた。
風「愛してる。
お前のことは、俺がこれから一生かけて愛して、幸せにしてやるよ」
唇が離れた後そう言って笑う風磨は相変わらず自信満々で。
風磨にこうして甘やかされて過ごす時間が私の1番の幸せなんだ。
fin
終わり
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
