サプライズ ページ49
カーテン越しに差し込む朝日を瞼に感じて目が覚めた。
後ろから私を抱きしめる風磨からは規則正しい寝息が聞こえて、起きる気配がない。
昨日、なぜだか自分でも分からないけど、どうしても風磨が欲しくて…
頭から火が出るくらい恥ずかしかったけど、本音を言ったら風磨の方が止まらなくなって…
今までも散々男の人とそういう行為はしてきたけど、風磨とのそれは私が今まで経験してきたものとは全く違って…
【愛されてる】って、身も心も実感できたのは初めてだった。
起き上がろうと、風磨の腕を退けると
風「……行かないで」
掠れた声でそう言った風磨に後ろからギュッと抱きしめられた。
「…ごめん。起こしちゃった？」
風「ううん…
あの…今日さ…一緒に行って欲しいとこあんだよね…」
耳元からダイレクトで聞こえる風磨の声。
行って欲しいとこ？
どこだろ？
疑問に思ったけど、わかったとだけ返事をした。
出かける支度をしている私に
風「ねぇ。今日さ、あの靴履いてよ」
ん？あの靴？
風磨の言う『あの靴』が分からずに首を傾げると
風「あの靴。紫の」
それは、私が初めてデザインした靴で。
どうして風磨があの靴に拘るのか全く分からなかったけど、言われた通りにその靴を久しぶりに履いた。
風磨に連れてこられたのは、国内でも有数の靴のメーカー。
風磨が受付で名前を言うと、応接室へ通された。
話の展開が全く見えていない私を他所に、隣に座る風磨は落ち着き払っていて、出されたコーヒーを口にしてる。
しばらくしてスーツ姿の男性と女性が部屋へ入ってきて
「菊池さん、お待たせしてしまい申し訳ない」
その会話から、お互い顔見知りなのだと分かった。
風「お忙しい中お時間作って頂きありがとうございます」
風磨が頭を下げたので、私も一緒に頭を下げる。
風「彼女が先日お話した、Aです」
そう風磨が私を紹介してくれたので、はじめましてと挨拶をする。
「そうですか、あなたが。
いや、先日雑誌の撮影で菊池さんにお会いした時、○○のデザイナーをされているご友人がいると伺って。
聞くと、私たちが注目していたデザイン全て、あなたのものだと知りまして。
○○を辞められたと聞いて、ぜひうちに来ていただけないかと思い、菊池さんへ相談させて頂いたんです」
寝耳に水とはまさにこの事。
そこからはトントン拍子に話が進み、私は再就職先が決まり、諦めていた大好きな仕事がまた出来ることになった。
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
