素直になれなくて ページ42
風磨の家に泊まった翌日、私は会社を休み退職を申し出た。
と、同時に鈴木の件も報告した。
鈴木の処遇がどうなろうと、今の会社で何事も無かったように今まで通りに働くことは出来ないと思った。
その話を風磨にすると
風「生活の心配はしなくていいから。
納得するまで、お前のやりたい事探したらいいよ」
そう言ってくれた。
鈴木はあの後すぐに逮捕されたみたいだけど、結局私は住んでいた部屋を解約。
次の部屋が見つかるまで風磨の家にお世話になることに。
部屋を探したり、就活をしたりと慌ただしい毎日が続いていたけど、風磨は仕事でどんなに遅くに帰ってきても、私の話を聞いてくれたし、出来るだけ一緒にいてくれた。
眠る時は一緒のベッドで寝るけど、風磨は私を抱き締めることはしても、それ以上のことは絶対にしない。
だけど時々ニコニコしながら
風「A？好きだよ？」
本気なのか冗談なのか分からない激甘トーンで言ってくる。
その度に私も
「ありがと(笑)」
と笑って返すけど、正直コレもしんどい。
もし、私が「私も好きだよ」と言ったら、風磨はどうするんだろう。
逃げるなって言われても、風磨が背負ってる大きなものを考えるとやっぱり足がすくんでしまって、先へ進む勇気が出ない…
そんな生活が1週間ほど続いたある日。
その日は就活の面接のはしごをして、すごく疲れていた。
まだ風磨は帰ってきてなさそうだななんて思いながら、すっかり見慣れた高級マンションが見えてきた時、その光景は突然現れた。
マンションの前の通りで、見慣れた車の影から現れた風磨を見つけて、声をかけるため走り寄ろうとしたら、そのすぐ後ろから私でも名前を知ってるモデルさんが風磨の腕を掴んだ。
風磨が振り返り、友人関係ではありえない距離感でお互い顔を寄せて話している。
そして、女性が流れる仕草で風磨の首に手を回しキスをした…んだと思う。
私のいる場所からは、風磨の後ろ姿が見えただけだから、はっきりと見えた訳じゃないし、私はその場から逃げ出したのだから。
だけど、傍から見ても2人はお似合いで、まるで映画のワンシーンのようだった。
……無理だ…
現実を突きつけられた気がした。
そこからは、よく覚えてない。
気付いたら来たこともない場所にいた。
次から次へと溢れてくる涙で視界はぼやけ、メイクもグチャグチャで見れたもんじゃないだろう。
1日中歩いた足は靴擦れで踵から血が滲んでる。
もう、やだ………
すれ違い＊＊＊風磨side→←ロールキャベツ＊＊＊風磨side
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
