対峙 ページ35
「なにしてんの？」
腕が自由になったのと、頭の上から降ってくる声が聞こえたのは同時だった。
突然腕を掴まれた鈴木は
「い…ってーな！誰だよ?!」
そう言ってその人物へ振り返った途端、言葉を失くした。
「それはこっちのセリフ。
俺の大事な人に何してくれてんの？」
顔を上げると、そこには風磨が立っていた。
そして掴んだ鈴木の手をパッと離し、私を背で庇うように鈴木と私の間に割って入ってきた。
180近い身長にガタイもいい風磨を目の前にして、鈴木は明らかに動揺している。
鈴「部外者には関係ないだろ。
俺はAと話してんだよ。退けよ」
挑発的な態度で向かってくる鈴木に
風「関係なくないけど？
言ったよね？この人、俺の大事な人だって」
冷静に答える風磨だけど、声色でものすごく怒っているのが分かった。
鈴「お前こそ、彼氏でもねぇくせに正義のヒーロー気取ってんじゃねーよ。
俺はな、Aと何度も寝てんだよ。
お前なんか、俺らの間に入る隙もねぇんだよ」
風「ふーん。その割にめちゃくちゃ嫌がられてんじゃん。
それに、今は彼氏じゃないけど、これからなるのでご心配なく(笑)」
鈴「お前、菊池風磨だろ？
ジャニーズのアイドルがこんな所で女争いあってるなんて知られたら、やべぇだろーな。
しかも、その女が酔ったら誰とでも寝る尻軽女なんて、笑えねーよなぁ！」
挑発的な態度を崩さない鈴木の言葉は、私の心をえぐるには充分だった。
目の前の風磨の背中は大きくて、私なんかがこの背中に頼るなんてしちゃいけないと思った。
だから、1歩後ずさると不意に風磨の大きな手が私の手を掴んだ。
そのままグッと手を引かれ風磨の背中が目の前に。
その手はそのまま私の手を包み込んだ。
風「だからなに…？
そう言えば俺の気持ちが変わるとでも思った？
悪いけど、そんな生半可な気持ちで俺こいつのこと好きでいる訳じゃないから」
明らかに予想外な風磨の言葉に狼狽している鈴木。
風「つーかさ。
あんた自分がやってること、相当やばいって気付いてる？
好きな女泣かせて、乱暴して…最低な野郎だな」
そう言って、ポケットからスマホを取り出す風磨。
風「あんたとの会話は録音済み。
それにAの証言があって、警察届けたらどうなるんだろうね」
風磨が不敵に笑うのが背中越しに分かった。
風「分かったら、金輪際こいつに近づかないでくれる？
もし、こいつに何かあったら…俺、許さないよ？」
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
