出会い ＊＊＊風磨side ページ4
仕事終わりにスマホを見たら、大学時代の懐かしいメンツから連絡が来ていた。
今週末かー…
仕事20時までの予定だから、顔だけ出しに行こうかな。
そう思って、行くと返信をする。
このグループLINEのメンバーは、俺の大学時代のゼミ仲間。
大学入学時、すでにデビューして活動していた俺は大学のサークルには籍を置くことをしていなかったため、周りに比べると交際範囲は狭かった。
だから、大学入学当初は友人も少なく、講義を受けたら帰宅するといった生活を送っていた。
ある日、いつものように講義を終えて帰宅しようとした俺は肩をトントンと叩かれて、思わず振り返った。
階段状の講義室で、1段高い後ろの席から身を乗り出すようにして
「ごめんね。お願いがあるんだけど、ノート見せてくれない？」
と突然話しかけて来たのがAだった。
「は？誰？」と思っているのが顔に出ていたのだろう。
慌ててこんな事を付け加えた。
「あ、突然ごめん。
私、A。一応菊池くんと同じ学科なんだけど…
ついでに1年の時のゼミも一緒だったんだけど…
…覚えてない？」
記憶を辿り、確かに見覚えのある顔だった。
「…あー。思い出した…」
そう答えた途端、パッと表情を明るくさせ
「ほんと？良かったー！
菊池くん、すごい警戒してるから絶対忘れてるんだろーなって思って。
変な人って思われなくて良かった(笑)」
そんな事を言った。
風「いや、突然話しかけられたからちょっと身構えちゃって…
すみません…」
そう言うと、ハッとしたように
「あ、そっか…
私も無神経にごめんね」
そう謝られた。
それを聞いて「あ、この人は本当に大学の友だちに話しかけたつもりだったんだ」と思って、気が楽になった。
風「いいよ、気にしないで。
で、ノートの件だっけ？」
気を取り直して話を戻すと、どうやら後ろの席からチラッと俺のノートが見えたらしく、先週休んでしまった講義の部分を見せてほしいとのことだった。
「この講義、友だち誰も取ってなくてさ。どーしようって思ってたら目の前に菊池くんが座ってて、助かったーって思ったの(笑)」
屈託なく笑う彼女の顔はまだ幼げで、俺はその笑顔に一瞬で惹き込まれた。
ノートを貸すという俺に、お礼にジュース奢る！とAは無理矢理学食へ俺を引いて行き、自販機でジュースを2本買うと空いている席に座る。目の前で一生懸命ノートを写すAを眺めていると、突然俺らに話しかける人物が。
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
