恋心 ページ22
翌日、風磨が出かける時間に合わせて2人で家を出た。
「車で送る」と言う風磨と「大丈夫」と言う私の不毛な会話がしばらく続いて、結局風磨が折れた。
家の鍵は今日中に交換してもらうように風磨が手配してくれてるし、大丈夫。
借りていた風磨のトレーナーは洗濯をして返すと言って、強引に持って帰ってきちゃった…
昨日、咄嗟に風磨のことを思い出したのは、もう偶然ではないって分かってる。
この気持ちが、ただの男友達への気持ちでもないこと、もうずっと前から気づいてたけど、気持ちを伝えずにいたのは、風磨との関係が壊れるのが怖かったから。
このまま何も言わなければ、風磨は優しくてずっと友達としてわたしのそばにいてくれるって思ってたから。
それに、風磨の周りには私なんか比にならない美人や可愛い女性がたくさんいて、風磨はそっちの世界の人とお付き合いをするものだと思っていたし、今もそう思ってる。
俗に言う一般人の私が風磨と一緒にいるのは、風磨の仕事柄良くないと思っているし、頑張っている風磨の足かせにだけはなりたくない。
だから、どんな時でも「友人」だと言い訳ができるように、この気持ちはずっと蓋をして、その蓋が開けられることはないと、自分を納得させるために何度も言い聞かせてきた。
それなのに…
結局、昨日私は風磨に頼って、風磨の優しさに甘えて。
風磨も、同じ気持ちだったらいいのになんて、みてはいけない夢を見てしまった自分を恨んだ。
だけど、風磨を好きにならない事は出来なくて、この不毛な恋がいつ終わるのかも分からないまま、結局どこにも行かれない。
その日の夜、風磨からLINEが来た。
【鍵、交換できた？】
【うん、無事交換できました。ありがと】
【いいって。つーかまだ本当に安心出来ねぇし、何かあったらすぐ言えよ？】
【ありがと】
こういう風磨が時々私を甘やかすような言葉も、初めはドキドキしてたけど、それは私だからじゃなくて風磨が優しいからそうなるんだって思うようにしてからは、結構免疫がついてきた。
だけど、それが心地良くて結局私はいつも風磨の優しさに甘えてしまうんだ。
数日後、突然風磨から
【今日は何の日か知ってる？】
突然LINEがきた。
【え、知らんけど】
【マジかよ。とりあえず、今日夜俺ん家集合で】
【え。突然すぎるんですけど】
【え。来れないとか言われたらショックなんですけど】
しばらく後で
【行くね】
と返した。
恋心2＊＊＊風磨side→←安心する場所4＊＊＊風磨side
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
