安心する場所＊＊＊風磨side ページ18
仕事から帰宅し、リビングの電気をつけた瞬間に鳴り出したスマホ。
ダウンのポッケから取り出すとAからだった。
アイツから連絡してくるなんて珍しいなと思いながら出ると、全然楽しくない話。
急いで車のキーだけ持って家を出た。
明るい所にいれば大丈夫だと思いつつ、Aに万一の事があったらどうしようと不安な気持ちが、ハンドルを握る手に力を入れてしまうし、アクセルを必要以上に踏んでしまう。
コンビニの駐車場に乱暴に車を停め、店内へ入ると視界の先にAを見つけて、思わず抱き寄せた。
自分がジャニーズだとか、アイドルだとか、ここが外だとか、そんな事気にする余裕もなかった。
Aの頭を片手で抱きしめながら「…良かった、無事で」思わずそう呟いた。
風「…何もされてない？」
少し体を離し顔を覗き込みながらそう聞くと、うんと頷きながら俺のダウンの裾を握りしめる手が震えてる。
風「もう大丈夫だから。
とりあえず、行こ」
Aを安心させるように、もう1度頭を片手で抱き寄せたあと、肩を抱き隣を歩く。
車の助手席へ乗せて、自分も運転席へ乗り込むと無言で車を出す。
「え？どこ行くの？」と慌てて聞くA。
風「俺ん家だけど？」
「えっ。なんで？」
おい、マジでコイツ何も分かってないのかよ…
風「いや、なんでって…
誰かにつけられたかもしんないのに、そのまま家帰るとか危なすぎっしょ」
「いや…でも…かもしれないってだけで…
確かではないし…」
風「あのさ。こういうのはそうだった場合の方を考えて行動するもんなの。
今お前が家帰って大丈夫な保証はどこにもないって分かってる？」
こういう仕事柄、実際身の危険を感じた経験は2度3度ではない。
だからこそ、楽観視していいことでは無いと分かってる。
Aも、俺に言われて思うところがあるのか、それ以上は何も言わずに黙って窓の外を眺めている。
風「…とにかく、俺は今日お前を1人にするつもりはないから」
前を向いたままはっきりとそう伝えると、しばらくして
「…風磨。ありがとう」
そう言うAの声が隣から聞こえて、思わず片手を伸ばし頭をクシャッと撫でる。
風「いんだよ。お前が無事ならそれだけで」
「…うん」
風「つーか、連絡くれてほんと、良かったわ」
「風磨しか思い浮かばなくて…」
風「イイ子じゃん(笑)」
そう言って俺はまたAの頭をクシャッと撫でた。
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
