本音3 ページ15
人が動く気配がして目が覚めた。
部屋はまだ暗くてそこら中に冷気が漂っている。
「さむ…」
布団を引き寄せようとしたが、重い。
その原因を確認しようと思って、少しだけ体を起こすとベッドサイドに突っ伏して寝る風磨の顔があった。
「…えっ」
だんだんと意識がはっきりしてきて状況を整理する。
「風磨。起きて。風邪ひいちゃう」
風磨の肩をそっと揺する。
風「…ん？」
寝ぼけた様子で風磨が気だるげに目を開けた。
「ごめん。わたし寝ちゃったの？」
風「…おー。わりぃ。俺もお前運んだらそのまま寝落ちしたみたいだわ」
「ごめん。すぐ部屋温めるから、ちょっと待って」
そう言って手元のブランケットを風磨の肩へかけて、エアコンのスイッチを取りに立つ。
風量を強にしてエアコンを付けるとゴォーっとものすごい音を立てて動き出した。
そんな私の様子をあぐらを組みながら風磨が見てる視線を感じる。
「風磨、明日何時？」
風「…あー。わりぃ。もうそろそろ行かなきゃだわ…」
私の問いかけに手元の時計を見てそう答える。
壁の時計を見ると3時を回ったところ。
「え…。うそ…ほんとにごめん…」
私に気を使って時間を答えないのはもう分かってる。
でもきっと早朝から仕事なのだとやすやすと想像がついた。
風「いいって。それよか、お前今日仕事は？」
「遅番…」
風「そっか。じゃあ、俺が帰った後も少し寝れるな」
「そのまま放置しておいてくれて良かったのに…ごめんね」
風「あのさ。女の子の一人暮らしの部屋の鍵を閉めずに帰る男がいる？何かあったらどーすんの」
「…え。紳士」
風「おい。
つーか、お前に何かあったら俺生きていけないわ。だから、気にすんな」
気付くと私の隣にきて、ポンと頭を撫でる大きな手。
思わず風磨を見上げると、視線が絡まる。
なんで…
なんでそんなに優しい目で私を見るの…？
聞きたいけど聞けない…
聞いたらもうこの関係が壊れてしまう気がして…怖い。
なのに、そんな私の気持ちはお構いなしに、風磨は変わらず私の頭に手を置いたまま
風「頑張るのはいいことだけど、あんま1人で思い詰めんな。
何かあったらすぐに連絡して？
俺がお前の支えになるから」
「…彼氏みたいじゃん(苦笑)」
風「あ？
まぁ、お前が望むんならなってやってもいいけど？」
本気なのか冗談なのか…もう私には分からない。
「…バカ」
人の気も知らないで…
ほんと、ムカつく…
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匿名 - ？さん» ってか私が読んでいる作品の所に必ず現れますが随分とお暇なんですね(笑) いちいち私が見てる作品の所に来て楽しいですか？(笑) そこまでするって本当笑えますわ(笑) (2023年3月28日 22時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 作者様、結という方は間違い探しオタクの荒らしなので無視していいです。最後まで間違い探ししまくってコメント欄埋め尽くした挙げ句最後に嫌味言う時点でもうお察しなので。 (2023年3月27日 23時) (レス) id: ce3d4ae5a1 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m 最後に主人公ちゃんって靴をつくるメーカー(会社)で 働いていたんでんすね。 物語最初から読んでいる筈なのに分かりませんでしたよ(._.) (2023年3月27日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語無事に完結しましたね。 ハッピーエンドで良かったです。 物語は完結してしまいましたが。。。 その後の2人が気になります(笑) (2023年3月27日 23時) (レス) @page50 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結 - どうもです(*^^*) 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2023年3月23日 18時) (レス) @page48 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルメリア | 作成日時：2023年1月18日 8時
