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第十二場 ページ21

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「ねえっ、」


「あッ… …ぁ、んっ」


「声、フフッ」


「んんっ…」


「もっと、出さなきゃヤダ」















約束通り


夜の十二時



大時計の前で 待ち合わせ






私を迎えに来た彼の瞳は
漆黒の影と緋色の優美な線に彩られ
瞼には きらきらと宝石の粉が光って


空の果てを探していた
無邪気な少年は なりを潜めていた。




そこで、私に手を差し伸べていたのは


優美な悪魔

…妖しく微笑む 蛇だった。
















「Aちゃっ、ん… …っ」


「う、んっ……んぁ、」


「…ああ、ダメだ… …」


「テンっ… ……、?」








彼の部屋

暫く見ないうちに 豪華な装飾が増えていた



暗闇の中で鈍く光る黄金

彼の祖国の寺院を思わせる 異国情緒溢れる家具の数々


きっと彼が描いた絵なんだろう
壁に掛かる数々の芸術品

まるで夢の中に居るような感覚








そして彼は 舞を見せてくれた



…テヨンとの約束より ずっと先に

あたしのためだけに 舞ってくれた




題材は 旧約聖書の阿檀(アダム)恵和(イヴ)、そして

テンは 蛇なんですって


蛇って 恵和に禁断の果実を食すよう促す
悪魔のような存在




彼の世界へ 私を丸呑みにするかのように


とびきり麗しく

とびきりに 恐ろしく



目の前に居るのが、生身の人間なのだと

信じられないほどの覇気を発しながら



彼は 私だけ見つめて

舞っていた。






目隠しのまま、静かに 毒されていく



そんな感覚だった















「…ガマン、出来ない、ごめん…っ、」


「んぁっ!や、そこ… やぁっ……」


「んっ……」











ほんとにダメだ








足の指先まで力が入る


快感で全身が硬直しそうになる

だめ


だめよ、これ




……きもちいい











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ray - 一昨日この作品を見つけ一気読みしました。主人公の揺れる思いに胸が苦しくなります、、。これから主人公とテヨン(テンも?)がどうなってしまうのか続きが気になります。大変だとは思いますが頑張ってください!更新首を長くして待っています^^ (1月15日 18時) (レス) id: 3feffcfcf6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月 | 作成日時:2021年1月14日 17時

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