付箋 ページ9
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キーボードの前に座ってそろそろ3時間。
1度休憩を挟もうと立ち上がると、同じタイミングで立ち上がった福良さんにぶつかってしまった。
山本「あっ!!福良さんすみません……」
密かに福良さんに思いを馳せていた僕は少し嬉しく思いながら謝った。
福「びっくりしたァ…大丈夫だよ。」
そう僕に笑いかけてくれる姿は天使そのもの。
やっぱり福良ママは人並外れた優しさがあるのだろうなぁ……
福「そうだ山本!!」
そんな事を考えていると福良さんが何かを思い出した様に僕の名前を呼ぶ。
山本「はい!何でしょう?」
僕が福良さんの方を向くと福良さんは僕に1枚の付箋を手渡ししてくれた。
僕が付箋に書かれている文字を見る前に福良さんは自身のデスクへと戻ってしまう。
何だろうなぁ。と思い付箋の内容を見るとそこには綺麗な字で
((今日のご飯山本を誘う。))
とメモしてあった。
ボッっと顔が熱くなる。
背中の辺りに熱が籠るような感覚で体が熱い。
山本「ふっ…福良さんっこれ!?」
思わず彼自身に問いかけてしまう。
彼は不思議そうにこちらを向いた。
福良「どうした?って…………!!!!!!!!!!」
福良さんの動きが固まったかと思えば、福良さんは手で自分の顔を覆う。
福「間違えた付箋渡した……それ俺のメモだから。」
そう言うと福良さんは自身のデスクから違う付箋を取り出して僕に渡す。
福「こっちが仕事の………忘れて?」
山本「わっ……忘れれません!!!!!!!」
仕事終わり、確り福良さんと食事に行きました。とっても美味しいご飯奢っていただいちゃいました…
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ぱり(プロフ) - 評価やリクエスト、お待ちしております!! (2020年7月16日 4時) (レス) id: cb713667a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱり | 作成日時:2020年7月14日 3時