夜行性の僕 ページ8
ko -chan SIDE
男に生まれてきたらわが国の誇りのために戦いに出なくてはならない。
そう言う使命がこの国にはある。
僕は男として生まれてきたが女の子に憧れる。
なんで僕は男に生まれてきたのだろうか。
毎回戦いの練習に出されるたびに思う。
??「航平?」
誰かに名前を呼ばれた気がして声がした方を向く。
こう「あ!拓哉!」
そこには親友の拓哉がいた。
拓哉は生まれた時からずっと一緒の大親友。
拓哉「航平…なんか悩み事?顔怖かったけど。」
彼には僕の心情が筒抜けだそうで、いつも考えていることを当てられてしまうのだ。
こう「まぁ…ちょっとね」
拓哉の方へ歩み寄る。
拓哉は優しく僕を抱きしめてくれた。
拓哉「1人で抱え込むなよ。俺はお前の味方だからいつでも相談しろ。」
そのぬくもりに沈むように頷く。
少しだけ花畑の香りと、草木の自然の香りが僕を包んでくれた。
拓哉「じゃあな」
そういうと拓哉は僕を話して帰っていってしまった。
これから戦いにの練習があるのだろう。
こう「がんばってね」
去りゆく後ろ姿に僕は応援の言葉しかかけることができなかった。
拓哉は振り向かずに消えていってしまう。
こう「大好きだよ」
拓哉には聞こえないであろう声の大きさでそう呟く。
僕は拓哉に恋と言う感情を抱いてしまっていた。
きっと女性目線なのだろうな。
こんな服着ないでいたいな。
こんなに短い髪の毛なんて、男の子のふりしてるだけ………
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乙女心を持つこうちゃん………書きながら可愛いと思ってしまいました。
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ぱり(プロフ) - 評価やリクエスト、お待ちしております!! (2020年7月16日 4時) (レス) id: cb713667a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱり | 作成日時:2020年7月14日 3時