〇舞台の君はスポットライトのかんむりをかぶる王子様みたいだ ページ6
瀬戸くんはいま、舞台の練習中だ。
東京でも公演があるみたいだし、見に行こうかなと考え中だ。
でも誘われなかったら、彼女が来るのはいやって可能性もあるしなぁ。
瀬戸くんの家に遊びにいった。
「来たよ〜康史〜！」
「A、入って、入って！やば、この辺きたねぇ」
「はは、ほんとだ！ごっちゃりしてるね。」
「片付けるから待ってて。」
「いーよ、いいよ！私のこと気にしないで！あっ、お菓子買ってきたよ。食べる？」
「そっちこそいいのに。でも食べる！」
にこにこ顔の瀬戸くん。
私にぴったり寄り添って、肩に顔が……ちかいちかい！！
真っ赤になってきちゃう私。
リラックスしてる瀬戸くん。
２人でお菓子食べながらおしゃべり。
「ねぇ〜、舞台いそがしい？」
気になったことを
聞いてみる。
「うん〜。まぁね。」
「そっか。楽しい？」
「もっちろん！絶対いい劇にする。」
瀬戸くんはいつもより男の子っぽくて力がみなぎっている気がした。
「あっ、じゃあさ、Aも来る？」
「えっ、いいの？行きたい！」
「来な来な！俺らが最高の舞台見せてやる！」
ていうか、舞台が近づくにつれ普段のセリフからドラマチックになっていく瀬戸くん。
恥ずかしくなっちゃうよ〜！
「題名なにー？」
「うぅん？淋しいマグネット。」
「楽しみ〜！絶対康史だけを凝視する。」
「だめじゃん、それ〜」
その後、２人で舞台の出演者について話してた。
瀬戸くんの友達ってことでこの部屋にも来てたことがあるから知っている。
そしてそして、いよいよ公演の日。
私は１人で来たからなんか浮いてる？
女友達で来ました〜！って感じの人が多いな〜。
席はここっ。
案外近いな〜。
どきどきしてきた。
もうすぐ舞台の幕が開くよ。
〇君に見せる笑顔はものすごくあたたかい→←☆未来へのきらきら
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユカ | 作成日時：2012年5月5日 15時
