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☆未来へのきらきら ページ5
でもね、私知ってるんだよ。
瀬戸くんが舞台忙しいのに無理して来てくれたこと。
仲間のみんなと遊びたいかもしれないのにね。
昔の友達に会うと
恥ずかしくてどうやって接したらいいか分からないこと。
でね、
最後のはとっても大事。
私のことだーい好きなこと！
「今度こそ、帰ろうか、康史！はやく行かないと置いてっちゃうぞ〜。」
私は身軽な小さな体を活かして、ひゅるひゅるとドアまで歩いていく。
「お金払うから待ってて。」
慌て顔の瀬戸くん。
へへーん、今日は払ってもらっちゃおっ！
「行っちゃうよ〜」
きらきらの夕日のなかにとびだした。
私のかわいいワンピースとすてきな愛のキーホルダー。
これを追いかけて、瀬戸くんが走って来る。
「A〜！！早いよ〜」
とか言いながら速い足で追いついてきた。
「A、大好き」
「えっ」
そっぽを向いた瀬戸くんの顔がきらきらきらきら輝いていた。
「私も、だーい好きっ！」
踊るように駅へと向かった。
〜end〜
〇舞台の君はスポットライトのかんむりをかぶる王子様みたいだ→←☆怒る私と水玉みたいな彼
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：ユカ | 作成日時：2012年5月5日 15時
