32.4人の執事たち ページ33
そんな舞踏会から5年
私は成人し、公爵家を継ぐこととなった
初の女公爵である。
結婚はしないことにした。
兄様は父様の跡を継いで宰相になった
実家の隣にお屋敷を建ててそちらに姉様と一緒に移り住んだ
なんでもいつでも会えるように近くがいい！とのことで。
｢にしても、本当に結婚はしなくてよかったんです？｣
｢そうそう、ガブリエル殿下と、なんて話も出てたんに｣
センラと坂田がそういう
｢結構よ。ガブリエル殿下はいいお茶飲み友達なのだし｣
｢まぁお嬢…いや、公爵様がそう言うならいいですけど｣
｢お嬢でいいわよ。急に変えないで。寂しいでしょう｣
｢ふふ、可愛らしいこと言いますねえ｣
｢ほんまになぁ。このツンデレめ〜！｣
坂田が私を小突く
｢坂田、そこの資料1人でまとめなさい｣
｢えぇっ！？この量1人じゃ無理やって〜！ごめーん！！許してお嬢〜！！！｣
｢ふふ、嘘よ。みんなで頑張りましょうね。ほら早くやるわよ｣
｢なんやかんや甘いんやから…｣
センラの呆れたような声は無視だ
そういえば兄様達はうらた達と別で実家から執事を数人連れていった
｢うらたたちはレナの補佐をしてあげた方がいいよ。ひとりじゃ何かと大変だからね。｣
との事である
｢お嬢、お茶入れたから休憩にしよ｣
｢お菓子も持ってきたで。食べようや｣
｢お！ケーキやんけ〜！お嬢！休憩にしよ！！｣
｢ほらほら、１回机から離れてあっちのソファに座りますよ〜｣
ヴェッセル公爵家のお嬢様はその麗しさとお人柄から『ヴェッセルの宝石姫』と呼ばれていた。
そんな彼女の周りには彼女が年老いて病にかかって亡くなるまで4人の優秀な執事たちがついていたらしい。
完
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ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫）） - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (5月24日 21時) (
レス) @page34 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
優夜@Bsc(プロフ) - 応援しに行きます！ほんとにこの作品大好きでした、完結おめでとうございます、連載お疲れ様でした (2021年7月3日 2時) (レス) id: 78f7faa116 (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢(プロフ) - 優夜@Bscさん» コメントありがとうございます！寂しいと思って頂ける程気に入って頂けたようで嬉しいです。番外編などは今のところ考えておりませんが、また別の作品でもどうぞよろしくお願いします！ (2021年7月3日 2時) (レス) id: e43ee0e953 (このIDを非表示/違反報告)
優夜@Bsc(プロフ) - 終わっちゃったのか…寂しい（；＿；） (2021年7月3日 0時) (レス) id: 78f7faa116 (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢(プロフ) - 優夜@Bscさん» めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年7月2日 1時) (レス) id: e43ee0e953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2021年5月19日 1時
