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「あっ、ちょっ、、、逃げようとすな」






重岡くんに対抗し暴れていた子ネコは


間を上手くすり抜けて


脱走したかと思いきや


私のいる方に一直線し


私の足元に止まった。










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「すんません」






正直重岡くんが私のことを


同じクラスメイトとして


認識しているかわからない。


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ただ、すんませんと謝る彼の一言で


認識されてないことが判明し


心のどこかで落ち込んでいる自分がいる。



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「いえ、、、。あの、顔怪我してますよ」


「ホンマや。またやられたわ」


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今朝の出来事を思い出した。


桐山くんにケンカをしたのかと


言われ否定していた重岡くん。


もしかしたらその傷は


子ネコにやられたのかもしれないと。



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作者名:YUUU | 作成日時:2022年11月12日 0時

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