24 side重岡 ページ24
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体育祭に向けて練習している中
もちろん赤団優勝の為に
皆んなをまとめて頑張っとるんだけど
照史と小瀧さんが体育館のはじの方で
何やら2人でひっそりと話おって
なんだかその光景に不思議とムカムカする。
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それは相手が照史やからなのかはぶっちゃけ分からん。
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「あちぃ〜」
練習が終わり教室へ戻ると
自分の席に座る小瀧さんの姿が見えた。
すると突然立ち上がって
俺の元へやってくると
「あっ、、あのこれっ良かったら、、、」
小瀧さんの手元を見ると
俺がいつも飲んでいるカフェオレと
ひとくちサイズのチョコレートをくれた。
「その、、、重岡くん、皆んなの為に頑張ってるから」
「小瀧さんありがとう、めっっちゃ嬉しい」
俺の為にってだけでめちゃくちゃ嬉しくて
さっきまで感じていたイライラも
小瀧さんの行動一つで
機嫌が治る俺ってホンマ子どもみたいやな、、、笑
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「シゲ何持ってるん?」
急に俺の背後から声をかけてきた照史に
ビックリしたけれどバレたら
めんどくさいの分かっとるし
欲しがるのも分かっとるから
「照史だけにはぜっっっっっったいに教えんからな」
「なんでよ〜」
照史だけには死んでもあげたない
小瀧さんが俺にくれた最初のプレゼントやから。
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作者名:YUUU | 作成日時:2022年11月12日 0時