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「そうや、これありがとうな」
「こちらこそ丁寧にありがとう」
昨日重岡くんに貸したタオルは
ウチとは違う洗剤の良い香りがした。
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「いつもこんな時間に来てるん?」
「今日はたまたま…笑」
「ほな、俺と同じやな笑」
本当はビックリした。
まさかこんな時間に重岡くんが
来たことに。
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「なぁなぁ子ネコの名前、一緒に考えへん?」
昨日あの後子ネコをどうしたのか聞いたところ
重岡くん家の近くにある公園に
避難させたみたい。
ただ重岡くん家もウチ同様
ネコを飼うことは難しいみたいで
だったらせめて名前だけは
自分たちでつけようとなった。
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「名前つけるんて難しいな…」
「んー…名前ってなると凄い悩む」
「やっぱりネコと言ったらタマやろ」
「重岡くん真剣に考えてる?」
「あー、何も思い浮かべへん」
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動物を飼ったことがないから
みんながどんな名前をつけているのか
全くわからない。
「んー…あっ!!」
「良い名前浮かんだか」
「ツナ…はどうかな?」
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作者名:YUUU | 作成日時:2022年11月12日 0時