5. 甘く ページ5
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仰向け状態の私の上に、両手をついて覆い被さるように見下ろしている彼。
心臓なんかもうずっとバクバクしてる。
「まだ乾いてないやん」
と、片方の手で、私の髪の毛を優しく梳かした
と思ったら、
ばっと前髪を掻き上げられ、おでこを丸出しにされる。
『、や…っ、すっぴん、！』
急いで顔を隠したら、悪戯っぽい笑い声が上から降ってきた。
「ふふ、可愛いで？、ほら、手退かして、」
暖かい声で囁くから、指の隙間から目だけ覗かせる。
それより、そっちこそ前髪を抑えてるその手を退かしてほしいんだけど。
なんて思いながら少し睨んでいたら、
「……でこしか見えへんやん、」
もどかしそうな顔が近付いてきて、
ちゅ、と音を立てて、額にキスされた。
また見つめ合った時には、体温が上がったのが自分でもわかるくらいで。
「ふっ、顔真っ赤やで」
なんて、にやりとしながら言われるから尚更恥ずかしくなる。
「どしたん、やけにおとなしいやん」
『、だって、…いきなりだったから、』
「んなもん、前とちゃうし 」
彼の熱っぽい目が私を見つめた。
「…… もう、抑える気ないで 」
いつのまにか顔を隠していた両手は彼によって頭の上に固定され、
無防備になったところへ、優しく重ね合わせられた唇。
お互いに向きを変えながら、どちらからともなく深くなっていく。
あの日とはまるで違う……
甘く、とろけるような、愛おしいキスが
止めどなくて降り注いで、求め合って。
次第に、意識はぼんやりとしていった。
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ぼぶこ(プロフ) - psycheighterさん» キャラ大丈夫かなと思ってたんですが、そう言っていただけて嬉しいです(笑) 大倉くんですね！ご意見ありがとうございます(^^) (2018年7月30日 15時) (
レス) id: 77ed90e035 (このIDを非表示/違反報告)
psycheighter(プロフ) - こんにちは、大倉くんの話がよみたいです。あと、会見の後もお話は読みたいと思っています。もう、すばるくんの『抱き締めてくれ』が最高に笑みがこぼれました。ありがとうございました。 (2018年7月30日 14時) (レス) id: b7d4950221 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 更新ありがとうございます。一週間たって少し落ち着いてきました。ぼぶこさんの無理のない範囲での更新をお待ちしています。 (2018年4月22日 1時) (携帯から) (レス) id: 70af02b709 (このIDを非表示/違反報告)
とこに。(プロフ) - 初めまして。私は未だにあのショックを引きずっていて立ち直れていません。ですがぼぶこさんのこの小説を読んで少し穏やかになれました。私はぼぶこさんが綴る言葉が大好きです。これからも応援していきます。ありがとう。 (2018年4月20日 23時) (レス) id: 837c30b592 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 初めまして。まだまだ悲しい気持ちを引きずっていますが、ぼぶこさんの書くすばるくんに会いたいです。 (2018年4月20日 0時) (携帯から) (レス) id: 70af02b709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼぶこ | 作成日時：2018年4月2日 5時
