Love lesson (ページ45)

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先生の柔らかい唇の感触と香水の匂いが全身に染み付いているみたいで消えない。
あの後思いっきり突き飛ばして保健室を飛び出した私は授業が終わるとHRを待たず帰宅した。

で、今。

部屋のソファーに座り放心状態だ。

こんな事誰にも言えないし
言ったら先生、まじでクビだよ。
クビどころか、手に輪っかかけられるやつ。

暫くぼぉーっとしていたら玄樹くんから電話が掛かってきた。

玄「Aちゃん？どうしたの？HRの前に突然帰っちゃうから心配したよぉ」

「ごっ、ごめん。ちょっと急用で…」

玄「ほんとに？あのね、廉が電話かわれってうるさいからかわるね」

廉「おいこらぁ"」

「廉…どうしたの？」

廉「どうしたの？とちゃうわ。ほんまに用事なんやろなぁ」

「そうだよ。なんで？」

廉「……いや、腕の打撲痛いんかなぁと思って。どないもないん？」

「うん。大丈夫。今日は本当にありがと、廉」

廉「大丈夫なんやったらええんやけど…」

「廉は？…足…大丈夫？」

廉「骨折れとった」

「え"っ！！！」

廉「嘘～www玄樹にかわる～」

び、びっくりした。

玄「じゃあ明日学校でね☆」

「うん！また明日。」

明日か…
平野先生に会いたくないなぁ…