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こっそり教室を抜け出し階段を上ろうとした時だった。
廉「A」
廉に呼び止められた。
「げっ、廉…」
廉「げって何やねん。一人で何やってんねん？まだ友達出来んのか？」
「失礼だなぁ。出来たよ、少しだけど」
廉「お前さぁ平野と何かあんの？」
「は？何かってなによ」
廉の口から出てきた先生の名前に動揺する。
え、もしかしてバレた…？まさか…ね。
廉は階段に座りスマホを触りながら話を続ける。
廉「いや、ちょっと変やんお前。平野も変な事言うし」
「変なこと？」
廉「俺がお前触ったらまた消毒がどうって…失礼すぎやろ。俺のことバイ菌扱いやん。平野に除菌シートでも渡されて拭いとるん？」
「へっ？そっそんなことしてないよ！いくらなんでも失礼だよねー」
除菌シートで口を拭いたのは事実だけどね…
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2020年5月11日 16時
