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先生は校内を簡単に説明すると屋上へと連れてってくれた。



「うわぁ〜気持ちいいっ!!」



平「特別に教えてあげると、ここ、俺の特等席!
生徒は立ち入り禁止なんやけどまぁええわ。
何かあったらここに来て?Aちゃんだけ特別に許可したるわ!」



「先生…私、生徒なんだけどそのちゃん呼び!アウトじゃない?」




平「あ、そか。ふはっ!!」



先生の笑顔は無邪気で可愛くて、これから始まる新生活を更にわくわくさせた。



母は大阪に戻り、週が明けた。
少し緊張気味に先生と歩く廊下。



平「緊張する?」



「少し…」



平「ま、でも小学校の時の友達もおるかもやし、大丈夫大丈夫!」



平野先生がガラッと扉を開けると、そのうしろを足早に着いて行った。

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作者名:ゆうゆ | 作成日時:2020年5月11日 16時

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