Love lesson (ページ2)

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学校に着くと土曜日だったので多分、部活の生徒だけがチラホラ目についた。

サッカー部か。

母「そういえば廉くんもサッカーしてたわよねぇ」

「廉くん？誰それ？」

母「え"！あんたあんな男前忘れるなんてどうかしてるわよ！？」

そう言われても、思い出せない。
少しだけ頭がズキっとした。

校舎まであと少しのところで
グラウンドから急にボールが飛んできた。

「すいませーん」と駆け寄るその人は金に近い茶髪にピアスで、東京はやっぱスゲーなと心の中で思った。

「何か御用ですか」と見かけにもよらず丁寧な口調で話す茶髪に、母が「編入の手続きに」と答えるとその茶髪はみるみる顔が青ざめてった。

「やっばぁぁあ！忘れとった！校長にシバかれるわぁ！あ、申し遅れました…君の担任になる平野です！宜しくね、Aちゃん☆」

そう挨拶したのだ。

5秒くらいフリーズした後「えっ？担任？教師？若っ！！チャラッ！！！」

これが私の担任………