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平野先生と喋っているとすぐに昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。
平「授業始まるで?」
「行きたくないです」
多分もう、クラスどころか学年、学校中に広がってるかもしれない。
玄樹くんに抱きつかれた女、廉とちゅーした女って…
教室になんて戻りたくない。
平「じゃ〜一緒にサボろか、俺も授業ないし後で一緒に教室戻ったるわ」
「授業ないならサボりじゃないじゃん!
…先生って音楽教えてるんだよね。体育かと思ってた!サッカー部の顧問でもなかったんですよね?」
平「あの時はサッカーしたくて混ぜてもらっとっただけ!」
先生との会話は止まる事なく色んな話をして、すぐに授業時間が終わった。
本当に一緒に教室に戻ってくれて、少し騒ついたあと廉に「永瀬ぇぇぇ!!俺の可愛い生徒に何してくれとん?」と全然目が笑ってない笑顔を向けた。
廉「いやいやいや、待ってや、何かの誤解やん」
先生の顔を見て怖気付いた廉はずりずりと後ずさった。
聞くところによると、平野先生は普段ヘラヘラしてるけどキレるとマジでやばいらしい。
いけいけ!平野先生!
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作者名:ゆうゆ | 作成日時:2020年5月11日 16時