ドSな年下男子

1 ページ1

３年付き合っていた彼氏にプロポーズをされた。




お互いの親に挨拶も済ませ




私の人生、全て順調！ そう思っていた。




彼氏の二股発覚によりそれは全て壊れてった。




同棲していたアパートを出る時




ぶっ叩いてやった。




「なに、このありきたりな展開」




３年も付き合って裏切られたショック





ずっと騙されていた。






もう、男なんて信じない。




生きる気力も失った。




もう、どうでもいい。




私の人生終わった。




母は実家に帰っておいでって言ってくれたけど、ご近所さんにも結婚する事を言いふらしていた母。




恥ずかしすぎて帰れないから！




彼氏からふんだくった慰謝料。




すぐに部屋を見つけるつもりだった。




でも…なんか疲れたな。




突然降り出した雨。




何もかも最悪、最低。




雨に打たれながらどれくらい歩いただろう。




力無く座り込んでしまった。




「大丈夫？おーい！聞こえてる？」




誰かが呼んでいる。 あぁ、夢か。




「だいじょーぶ…です」




「オレの家すぐそこだから連れてくねー？」




「はーい」




ふわふわと抱き抱えられている感覚。





妙にリアルな夢だなぁ。




.
.
.





海「ただいまー！」




廉「お前、なんやそれ！」




海「ん？あー。拾ってきた(ニコッ)」

2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す