ドSな年下男子

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土曜日。





am10:00





海「あれ？A出掛けるの？」





「うん、買い物」





紫「Aも？廉も買い物ってさっき家出たけど」





「そうなんだ〜。じゃあ出会うかもね。じゃあ行って来ます！」






「「行ってらっしゃーい！」」






廉には2人に言うなよって言われたから
知らないフリして家を出た。






近くの駅で待ち合わせる事になっている。






「れ〜ん！」






廉「あいつら何か言ってた？」






「ううん！行こ〜」






廉「うん。何か食べよ〜腹減ったわ」






「私も！！」





途中でファミレス的なところに入ってご飯を食べる事にした。






にしても、チラチラ感じる視線。






「廉ってモテるよね。凄い見られてる」






廉「今頃気付いたん？そりゃ顔のつくりがシンプルに良いからなぁ」






「自分で言う？w」






廉「ホンマの事やもん」






「なんか横歩くの嫌〜」






廉「は？なんでやねん。」






「え〜あれが彼女？って思われたくないもん。」






廉「いやいやいや…」






ほんと、格好良い人の隣歩くの申し訳ない。
はるとの時もあったなぁ。
最初のデートの時気にしすぎてずっと下向いて歩いてた。






「まぁ実際彼女じゃないから何思われてもいいけどね、あははっ」






そう言って笑う私を見て廉は急に手を繋いできた。




ギュ




「え…？なんで？」




廉「何思われてもいいんやろ？じゃあ今日は彼女って事でいいやん」





「なにそれ〜」





力強く握られた手を振り払う事も出来ず
どんどん歩いてく廉について行くしかなかった。

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