ランボの心友はお稲荷さまっ！！ (ページ6)

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４話ページ6

山本さんと話しながらようやく沢田さんの家に到着。話を聞いていたら今日は遊ぶ約束をしてたんだって。
でも僕のせいで時間過ぎちゃったらしくて…。
だから、最終的に抱っこされました…。
は、恥ずかしかったです…。

着いて直ぐ、山本さんは僕を降ろしチャイムを鳴らした。すぐに沢田さん？が出てきた。
僕と目があうと誰？って顔をした。
まぁ、当たり前だよね。…初めて会うし←

でも、僕が本当に用があるのは沢田さんじゃない僕の大事な大事な心友。

ここにランボいますか？

そう聞こうと思ったのに聞けなかった。
誰かの叫びが僕の言葉にかぶったから。
叫んだ人物は…

「ラ、ラン「ランボォ！！」…え、知り合い？」

やっと見つけた。

「ランボ！ランボ、ランボ!!」

側にかけよってぎゅっと抱きしめる。
何故かボロボロだったけど、今は嬉しい気持ちでいっぱいだから気にする余裕がない。

「ぅ…、A…？」

うっすら目を開けてこちらを見るランボ。

「そーだよ、ランボ。Aだよ。
ランボがいなかったから僕、すっごくすっごく寂しかったんだから…っ」

目から涙がでてくる。
ランボがいないボヴィーノでの生活は胸にぽっかり穴が開いたように感じた。
ボスが教えてくれた。
ランボが今回こっちに来た理由は自分の夢の為だって。その夢に僕といっぱい遊ぶっていうのもあるんだって。
それを聞いた時我慢ができなくなってボスに必死に頼んで僕も日本に来た。

「 Aー！えへへ～。また泣いてんの～？
ランボさんみたいに強くなる為には～、直ぐに泣いちゃダメなんだよ～？」

ランボもまたぎゅーっと僕を抱きしめてくれる。
ドアの方で誰かが出てきた音がした。
でも僕は気にしない。いっそう強く抱きしめる。
その時僕の今まで頭にかぶってた布がはらりと落ちた。その瞬間、

「ぇ……、えぇぇぇぇぇ!!!」

「んなぁぁぁぁあああ！！」

凄く叫ばれた←

「 …あっ、耳が出ちゃった。」

「ん～？ Aの耳ってフワフワだよね～。
ランボさん好き～。尻尾も動くからオモロい」

「僕稲荷だしね。僕もランボのこのフワフワ好きだよ？いろんな物出てくるよね！」

2人でまたキャッキャっと笑いながら会話を再スタートした瞬間…。