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*4* ページ5

両親が亡くなってから1年がたった。
家族は飼っている小動物だけだった。


『さぁ、お散歩いくよ』


動物と戯れて果実を食べる毎日。
こんな日常に寂しさを覚えつつも、なぜか安心していた。

そんな時、宇宙船のようなものがこの星に近づいてきた。


『何...あれ』


動物達は怯え、住処に帰っていった。
Aは動物たちを連れて家に戻っていった。

宇宙船が広い草原に着陸した。
その中から黒いものを来た人達がぞろぞろと出てくる。

私は動物たちをなだめてから、宇宙船の方へ向かっていった。

その途中に黒い服の大人にぶつかった。


「ちっ、なんだこのガキ!」

『お前らこそ誰だ!?』

「おい、ガキ相手になにやってんだよ」

「チビは家に帰りな、お母さんが待ってるぜ」

『お前ら...!』


男達に少し腹が立って蹴りを入れた。


「っ...こいつ!」

「お前、何油断してんだよ!こんなガキに...うぐっ」

「ただのガキじゃねぇ...夜兎か」


Aは男に立ち向かった。
最初と違って全ての攻撃は防がれた。


「どうもガキ相手じゃ...本気出しにくいぜ…」

『っ...!本気じゃないの!?』


舐められている気がしてまた腹がたった。
こっちも本気以上の力を出そうとしたその時、


「なら、同じ子供なら本気だしてもいいでしょ」


Aと同じくらいの子供が、男の前に立ち塞がった。


「か、神威...」

「ねぇ、いいよね」

「あ、ああ」


神威と呼ばれた少年がAに攻撃すると、Aは防ぐので精いっぱいだった。
反撃しようとするも、避けられ跳ね飛ばされてしまった。


「ふむ、夜兎の女か...」

「団長!?」

「...今途中なんだけど」

「女は強い子を産むかもしれん、それが夜兎なら、尚更な…」

「つまり、殺すなってこと」

『...っ、アンタがリーダー?何しに来たのさ』

「強いものを探しにきたが、ここには何も無さそうだ。お前しか住人はいないようだしな」

『お母さんもお父さんも死んださ。人は私だけだよ、さっさと帰って』

「夜兎のお前にはもったいない星よ。お前にその気があるなら、どこへでも連れていくぞ。この星を出て、お前は強くなるべきだ」

『私にはまだ守るものがあるの。それを守りきるまでは、私は出ていかない』


動物たちをAは守らなければならなかった。
母と約束したからだ。

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ゆう(プロフ) - 雪さん» ご報告ありがとうございます!直しておきました! (2020年1月28日 22時) (レス) id: 6c784c5756 (このIDを非表示/違反報告)
- ちなみに16話の最後から3番目の [ ○○は、よく母から紙を整えられていた]のところです>< (2020年1月7日 20時) (レス) id: 16253bb5bd (このIDを非表示/違反報告)
- 気になったんですけど、 紙じゃなく髪じゃないですか? 勘違いだったらすいません。(16話) (2020年1月7日 20時) (レス) id: 16253bb5bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございますー!!妄想力しかないもので拙い文書ですが... (2019年11月29日 10時) (レス) id: 6c784c5756 (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - すごく面白い…どうやったらこんな面白い物が…とにかく!凄い面白かったです!!! (2019年11月29日 6時) (レス) id: a01ec1bc5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よっちゃん | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年1月21日 17時

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