【刀剣乱舞】手を叩いてはい終わり ３

９７話 移 ページ5

役人「まぁ、出陣も今しなければいけないという訳ではないので慌てなくて大丈夫ですよ」


『なるへそ』


とりあえず今は刀達とのふれあいが大切なのだな

こ「私が様子を見て出陣するかどうか判断します」

こんのすけがエヘンと顔をあげる

私の膝の上でな


『んじゃ、しばらくは君達と親睦を深めようではないか』


私は二振りの手を握る

加「ふふ〜」

加州くんが頬を赤らめて照れる


役人「...ふっ、内番や鍛刀もお願いしますね」

『わかりましたー』

では、と言い画面は黒くなる


加「あの役人って、帽子深く被ってるんだね」

おお、同じ疑問もつ刀いた

『たぶんね、ハゲてるんだと思う！だからあんなに深く被ってるのよ！』


役人のいないところでボロクソ言ってやるぜ

こ「今の会話、役人殿に伝えておきます」


『え、やめて！？私までハゲにされちゃう！！』


これを聞かれたら私の人生は終わりだ！！

こ「冗談ですよ、仕事に集中してくださいね」

このキツネ、厳しいな


大「親睦って…どうやって深めるつもり？」

安定くんがきょとんと首を傾げる

『ん〜、なにもないんだよね。散歩でもする？』

加「俺は主と一緒ならどこでもいいよ〜」

加州くんが私の腕に抱きついてくる

『なんだこの可愛い刀は』

やべ。本音漏れた


『そうだなぁー！何もすることないよ！鍛刀は別の日にするとして…

あ』


そういや、お風呂場は普通だったな

大「どうしたの？」

安定くんがまた首を傾げる

その仕草いいね、可愛い


『私今のところ手入れ部屋、厨、鍛刀部屋を掃除したんだけどさ。
他に使えない部屋はないの？』


大「んー、あ。刀装部屋は？小さいけど、あまり使われなかったから」

『刀装…ってたしか、装備につけるやつだっけ？』

こんのすけに教えてもらった気がする

加「そうそう、俺らが出陣するとき装備してたんだけど２番目来てから使ってないんだよね」

なんと

『それじゃそこに行きますか！場所わかんないから手を叩いて行くか』

私はこんのすけを頭に、二振りの腕を組んで手を叩く


パンっ


大「すごい…一瞬で場所が変わった！」

二振りの目がキラキラしてる
そっか、初めてだっけ


私達は今刀装部屋の前にいる

たしかに、扉の幅狭いからあまり広くはないのね

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