8話 突入 ページ10
しばらく歩くと門が見えてきた
あそこかぁ〜空がやばたんだわ
真っ黒くろすけ!!
空はその本丸の状態を示している
晴天なら刀剣男士と良好であるということ
雷とか酷い天気なら、何か問題があるということ
門に着くと、周りに他の部隊も来ていた
髑「今の状況わかるか?」
夜髑さんが他の部隊長と連絡を取る
「何度か交渉を試みたんだが...今では刀剣男士を使って脅してくる
今、別の部隊が交渉している。こんのすけが鳴いたら突入とのこと」
髑「了解」
待機し、それぞれ刀を出す準備をしている
紅「ブラック本丸...か」
ふと、紅葉さんが一人で呟く
『怖じ気づいたんですか?』
冗談半分でそう言ったが、表情は変わらず少し暗いままだった
紅「まぁ...私がもってた本丸がブラック本丸に成り果ててしまったことがあったありましてね
この本丸でも暴力を振るわれていると思うと...」
口元しか見えないけど、私には悲しそうに見えた
その話なら聞いたことがある
2名ほど亡くなって、次の審神者が更生してくれたとか
『でも、それはそれです。私情なんか挟んだら終わりですよ』
紅葉さんの脇腹を叩けば、少し痛そうな顔をしながら「知ってる」と返してきた
紅「だから...今すぐ止めさせる」
『yes we can』
鶯丸をそっと撫でる
ウォーーーン…
門の向こうから動物の鳴き声がした
交渉失敗
髑「よし、行くぞ!」
夜髑さんの掛け声で門を勢いよく開けて突入する
私たちが入ると、すでに役人と刀剣男士が戦っていた
まじかよ
すでに倒れてる役人もいる
刀剣男士は普通、人を斬らないから…おそらく審神者の言霊だ
『はぁ…』
私がこの仕事で悩まされるもの、それは
状況によっては刀剣男士を折らなければないないことだ
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作者名:三日月 | 作成日時:2018年8月9日 22時