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３９話 現実 ページ41
─…
ゆっくり体を起こすと、綺麗な景色が目に映った
綺麗な花が咲き誇り、太陽の光をサンサンと浴びている
秋「あるじー！もうおやつですよ！はやく行きましょう！」
目の端に映った秋田がやってきて手を引っ張る
居間につくと何振りかお菓子を食べていた
「あるじ！」
「主さん！はやく食べなよ〜！」
「主君！お茶をどうぞ」
周りが、眩しいほどに皆の笑顔で溢れていた
こんなに眩しくて、明るい本丸
私には、もったいない
…
画面が切り替わり、ノイズが走る
電気もつけないで急いでノートに書く
自分でも何を書いているのか分からない
ふと、ペンを動かす手が止まる
そして急いで机の後ろに隠した
振り向くと、鶴丸がいた
あの時の鶴丸国永が、ニタァと笑い何かを言っている
何を言ってるの？
瞬きをする間もなく、画面が歪み、真っ暗になった
─…
『ーあぁｯ！！！...はぁ...はぁ』
勢いよく起き上がると、窓から淡い光が漏れていた
足元ではこんのすけが気持ち良さそうに寝ていた
...さっきの夢はなんなんだ
少し残ってる夢を思い出して机のほうへ向かう
たしか机の後ろに...
ガタガタと音を立てながらゆっくり机を前にずらす
───ｶﾀﾝｯ
音がして手を伸ばすと、何かを掴んだ
手を出すと、夢で見たノート
これだ
これに何かが書いてある
鼓動が早まるなか、恐る恐るノートを開いた
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作者名：三日月 | 作成日時：2018年8月9日 22時
