3話 紅葉 ページ5
私が来てから5分後くらいに紅葉さんが来た
『おはようございまーす』
紅「おはようございます」
この深く帽子を被った男は紅葉さん
背が高くて敬語マンでこの部署ではほぼ同期に近い
そのせいか、たまにいじられるんだよね
紅「え、なにお尻触ってるんですか。垂れてきたとか?」
『レディに対して失礼だとは思わんかね』
すると紅葉さんが固まった表情をして私を見る
紅「レ、レディだと...!?」
『んだとてめー』
酷くない?どこから見てもレディなのに
胸も尻もあるのに。酷くなぁい!?
あ、お腹もちょっとあるけど...
酷くなぁあい!?!?
髑「思いやりのねー奴(笑)」
それあんたが言っちゃダメだ
紅葉さんをキッと睨みつけると営業スマイルで返された
あいつどーせ彼女とかいないんでしょ
私も彼氏いないけど
「朝から元気だね〜あなたたちは」
包容力のある優しい声が後ろからして私は笑顔で振り向く
『花恋さぁ〜ん!!おはようございます♥️』
花「おはようAちゃん。同期でも口悪くしちゃダメよ?」
少し垂れた眉で私に注意すればすぐに優しい笑みを浮かべる
『わかりました。姉様』
とびきりの笑顔で返事すると紅葉さんに笑われた
髑「俺との扱いの差酷くね?」
気のせいですよ
そんな言うても花恋さんもろもろのおばさんてわけじゃないからね
人妻だけど30才まだいってないし
どっちかつーと、姉御
夜髑さんがもうそろそろおじさんじゃね?
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作者名:三日月 | 作成日時:2018年8月9日 22時