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6話 鶯丸 ページ8

お面を机に起き、ある場所に向かって足を動かす


パスワードを解いて少し狭い部屋に入ると4振りの刀がきれいに並べられていた



戦闘には必要な刀



刀剣男士だけど、ほとんど姿を見せることはない


"刀"として扱っているから、声しか聞こえない




ただ、写しで戦うときにはたまに姿を現して共に戦う



写しの場合は役人が持っている刀が本物となる



...だから折れたら刀剣男士は折れるし、傷がついたら刀剣男士の体に傷が出てくる

そこが少し困ったところ




刀剣男士がもつ刀はニセモノって訳ではないけど...なんていうんだろう



攻撃を受けても特に何もない


逆にそっちをうちらに使わせろって感じだけど、仕方ない
決まりだから



私は自分の刀の鞘にそっと触れ、目を閉じる


しばらくして刀を持ち、ベルトにかけると力がみなぎった



これも技術。こえぇわ



『やっほー鶯丸。気分はどう?』



刀に向かって一人で喋る


これ、普通に外でやったら不審がられるやつ


鶯「ああ。久しぶりだな主

気分はそうだな...茶を飲みたい」


ごめん、飲めねぇわ



すごいでしょ?実際に喋るんだよ

最初は本当に疑ったけど、本丸担当もしてたからすぐに納得したわ



ただ姿が刀のまま話すのは初めてだったけど



『これから仕事だよ〜またよろしくね』


私は柄をそっと撫でる


鶯「ああ、傷ももう治ったから準備万端だ

まぁ...争いは好きではないが」




それは私も一緒だよ

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作者名:三日月 | 作成日時:2018年8月9日 22時

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