【刀剣乱舞】役人さんの諸事情 (ページ18)

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１６話目覚ページ18

ピッ…ピッ…と規則正しい機械音が耳の側でする

目の前は真っ白な天井で、少し日差しが映りこんでいる

カーテンも白ければ壁まで白い

どんだけ白好きなのよ

そしてこの少しツンとした独特な匂い

手を見てみるとたくさんの管が繋がれてる

きもっ

あ...私今寝てるのか。てことは、ここは病院か

『あ...あー』

おお、声がでる

誰かくるまで黙っとこう

コツコツコツ...

早速誰か来た

花「今日も目覚めないのかな...」

髑「あんだけ傷負えば妥当だろ。俺よりも深手とは...」

む。この声は花恋さんと夜髑さんだな

花「どうして夜髑は頭だけなのよ。Aちゃんのほうが酷いっておかしいでしょ
部下を守るのが上司でしょ？」

髑「んなこと知ってるわ。情報と違ってて対応に遅れたんだよ」

花「またそうやって言い訳するんだから！」

髑「言い訳とはなんだ言い訳とは！事実だろうが！」

あれ...これ、タイミング失った感じじゃね？

どうしよう...さすがに目覚めちゃったから二度寝できない

この二人の喧嘩って結構長いからこれキツいぞ

紅「もうそこまでにしましょうよ。Aさん喋るタイミング失ってるじゃないですか」

！？！？

花/髑「え？」

紅葉さんまでいたなんて...完全に気配消してただろ

花「え、A起きてるの？寝てるように見えるけど...」

髑「そうだぞ。...にしても、こいつやっぱ寝顔美人だよな
起きたら般若だけど」

『誰が般若ですかくそ上司』

髑「うわあぁああぁああ！！！」

花「Aちゃーーーん！！おかえりー！！」

花恋さんが抱きついた瞬間、花恋さんの肘が患部に当たり何とも言えない激痛が身体中を走った

『いっっったぁああああああああ！！！』

騒がしい部屋の中、看護師さんが注意しに来て私を見た瞬間、医者を呼んできた

紅葉さんはその場でいつの間にか耳栓をしていた

ｯﾁ...こいつ要領いいじゃん

こうして白狐ことAは完全復活したのだった☆