【ヒロアカ】人生とは (ページ42)

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Vol.39 ページ42

──in モニタールーム

切島「あ止まったぞ」

モニターには部屋の中央で立ち止まる轟の姿が映し出されていた

芦戸「ホラーだよぉ...」

上鳴「つーかあいつ足大丈夫かよ…；」

轟が核に辿り着く少し前

そこには、

自分の足を無理やり引き剥がす(・・・・・・・・・)Aの姿があった

オール「心配ないさ！」

もしものことがあってもここにはリカバリーガールがいる
だから大丈夫..... 多分；

上鳴「だいたいさ、

あんなに血が出てるのに無理に移動したらどこに向かったかすぐバレるって…」

Aが歩く姿を見ていたとき、ほとんどの人が青ざめた顔をしていた

「わざとでしょう」

そんなとき、突如凛とした声が響く

切島「どういうことだ？

八百万」

彼女の話はこうだ

八百万「多分風見さんはこの状況で轟さんが自分を捕らえに来ると"わかっていた"のでしょう。」

(((！？)))

八百万「彼の足は動くことができない。
かといって動かなければ捕まってしまう。

でも無理矢理にでも動かせば先ほど上鳴さんが仰っていたようにすぐに足がついてしまいますわ。

どのみち見つかってしまうのならば密室に誘導し、そこで不意をついて相手を倒す...という算段なのではないかと」

少し重苦しかった雰囲気が変わり、「なるほど～」や「すげー」などという彼女を賞賛する声が飛び交う。

オール「...」

そんな中、オールマイトだけは深刻な面持ちをしていた

オール「...

まさかな…」

「おい！轟が動いたぞ！！」

その声を合図に再び注目がまたモニターに戻っていく。
オールマイトも思考を止め静かにことの行先を見守った

小さな疑問を持ちながら