Vol.30 ページ32
帰る最中、前方に見えたモサモサのワカメヘアー
なんとなく 今は話したくなかった
彼のあの純粋な、ただ自分の夢をまっすぐに追いかける姿...
まるで 汚れなんて何も知らないというような
大きくて
丸い
あの"目"が
どうしても 俺は──
「何勝手に帰ろうとしてんだよ白髪野郎」
貴「... 爆豪」
舌打ちをしながら俺の前を歩いていく彼
お？ついてこいってことか？
なんか腹立つな
とは思いつつ大人しく後ろをついていく
最近、よく彼に絡まれる気がする
正直 彼は中学の時からあんなこと(※17話)をしてきたぐらいだから俺のことが嫌いなのだと思っていたんだけど…
爆豪「…てめぇは知ってたのかよ」
貴「お前が俺を嫌っていることか？」
するといきなり足を止めて「はぁ！？どういう事だよ」と聞いてきたもんだから俺も立ち止まり、嫌がらせのことを話した
そしたら何故か片手で頭を抑えて下を向いてしまった
...あ そのことじゃない？ごめん
──
茜色の光が二つの影をつくる
暖かい風が優しく頬を撫で、ゆっくりと時間が流れていくのを感じさせた
爆豪「...言っとくけどな」
やっと顔を上げた爆豪
彼の赤い瞳が夕日に照らされ よりいっそう輝きを増す
爆豪「別に嫌いじゃねぇ
ただムカつくだけだ」
さっきも... と そこで言葉が切れた
さっきということは個性判別テストのことだろう
俺は何も言わず彼の話の続きを待った
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カプニャン(プロフ) - ごめんなさい気づきませんでした汗教えていただきありがとうございます (2017年8月19日 13時) (
レス) id: 73bbbd7201 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん - オリフラ外しましょう (2017年8月19日 13時) (レス) id: ac527819c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カプニャン | 作成日時：2017年8月2日 22時
