【ヒロアカ】人生とは (ページ11)

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Vol.10 ページ11

爆豪 side

風見 A ソイツを初めて知ったのは中学2年に上がってすぐのときだった

放課後、たまたま覗いた教室でソイツは窓辺の席に座って外を見ていた
周りは誰もいなくて教室にいたのはソイツ1人だけだった

夕日に照らされた横顔がまるで一枚の絵みてぇで

すげぇ綺麗だったのを覚えてる

爆豪「...」

深夜なかなか寝つけねぇから気分転換に外を走ろうと思った

「あ"あああぁぁぁ×%・0＊+・$:○！！！」

爆豪「！」

んだこの声 ... ヴィランか？
ハッちょうどいいぶっ殺してやる

...

爆豪「！？アイツ...」

そこにいたのは風見だった
しかも気色わりーヴィランに襲われていた

爆豪「...お前ここで何やってんだよクソが」

貴「...別に何も」

俺には話せねぇってかムカつく

爆豪「あ゛ぁ！？じゃあ何でこんな時間に外にいんだよ」

ソイツは自分の腕時計を確認すると一瞬目を見開いた

気づいてなかったのかよコイツ

てか、全身ベトベトじゃねーかキモチワリー
...さっきのヴィラン(ヤツ)か

爆豪「...チッ」

どうでもいいコイツにとって俺は他人だ
なんの関係も「ま待て！」

爆豪「あ゛ぁ？」

んだよまだなんか用かよ

ソイツはしばらく悩んだ素振りをしたあととんでもないことを言った

貴「...ふ...て」

爆豪「は？」

貴「...

風呂、貸してくれ！！」

爆豪「...は？」

何言ってんだコイツ