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戯言3-24 ページ25

流石は映画。なかなかに事件が長い気がする。毎日でもないが、何かしら推理イベントは見てきたが映画ともなると長いものだな。


しかしそれも今日で終わり。謎が解けた笑みをコナン君は浮かべていたし、もう少したらみんなで集まって内容を話す。


探偵云々の話は断るつもりだ。何度も言っているが、僕は主要キャラじゃないから死ぬ可能性が高い。彼らと行動を共にする限り、そういう場面に自分から合いに行ってるようなものだ。

本来トリップの強みは物語を知っていることだが、覚えていなければ意味は無い。なんて不利な立場なのだろうか。


「なぁ、この事件の犯人…Aはどんな性格をしてると思う?」


「うーん…酷く合理的な人かな。」


場所を変え、どこか別の所に行く。推理ショーまでまだ時間はある。城の中を散策しながらコナン君と話をする。


彼からの質問に、僕は顎に手を当てて答えた。


戦争に特化した国を作って、金を集めて商売する。その国のトップになるために、邪魔するやつを消した……


「最強の国で最高の権力者になりたかったんだろ?そのために身内も殺した…合理的で嫌いじゃないよ。」


倫理的な問題は大切だろうが時にそれは発展を遅らせる。犯人は国民にとっては最悪だろうが、国としては急速に成長するだろう。


「そーいうタイプは第2、第3と対策を考える人が多い。ま、国づくりは上手くても、殺人に関してはど素人で恥ずかしいレベルだけどね!」


自分が追い詰められたら爆弾でもなんでも使って木っ端微塵にするんじゃない?派手さが大好きで知性を感じられない方法さ。


そう冗談めかして言ってみた……ら、本当にそうなってしまった。



───


推理ショーのステージの中央、柱に爆弾が仕掛けられていたらしい。


しかし、起爆しなかった。ルパン一味がどうやらこの国で取れた不思議な石の力を使ったようだ。


なんでもミサイルとか効かなくなるとか……


僕が初めてコナンの世界に来た時も変な石の力のせいだったし……この世にはこういった鉱石が沢山あるのかもしれない。


王女様も国の王として宣言をした。この国を背負って生きていく決心が着いたようだ。


だが鉱石には制限時間があったらしく、急いでみんなで湖に飛び込む。知性もない、派手な爆発が起きたが、犯人とその側近以外怪我は無かった。


僕は今回も命を落とさずに済んだ。





ルパンとコナン君が桜の木の下で話をする。


「おじさんがAお兄ちゃんに変なことをしたって聞いたんだけど、何したの?」


事件は解決した。めでたしめでたし……とはいかないみたいだ。

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イロハ(プロフ) - セイさん» セイ様へ、長い間お待たせてすみません。ですが覚えてくださった方がいてくれてとても嬉しいです。コメントまでして下さって、もっともっと精進しつつ続けていきたいと思いました。これからもよろしくお願いします*ˊᵕˋ* (1月10日 11時) (レス) @page16 id: 7c23aeb2f0 (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - 続編ありがとうございます。更新通知が来て舞いあがっちゃいました。また神代君の戯言が見られて嬉しいです。欠けた心を持つ神代君と彼に振り回される主人公達が大好きです。次の更新も楽しみにお待ちしております。 (1月10日 8時) (レス) id: ec218c72f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イロハ | 作成日時:2023年12月24日 19時

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