脱オタOLがキセキの世代に愛される世界線にトリップした件について (ページ12)

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でも嫌いじゃないよページ12

貴｢…………｣

無事撮影を終えたけど…モデル……思ってたよりめちゃくちゃ疲れた…………。

黄瀬涼太……あんたすごいよ……。

黄｢お疲れ様ッス！｣

貴｢ありがとうございます…モデルって大変なんですね｣

黄｢最初はそうッスよね〜…あ！てか敬語じゃなくていいッスよ。モデル歴ではオレが先輩だけど多分同い年くらいだし！｣

貴｢あぁ…うん。ありがとう｣

黄｢なーんかテンション低くないッスか〜？｣

むしろなんで大した仲でもないのにそんなにぐいぐい来るんだ…

はぁ、撮影前から愛しい眼差しは感じてたけど愛されってこんな急に始まるんだ。青峰はまあ…まだ分かるけど…ピュア峰だし思春期だし………黄瀬はさぁ………もうちょい冷たいとこから始まりたかったんだよ……。

これが中学の頃の愛され願望との違いか…成長だな……。黒子っち現象体験したかったな…。

貴｢そんなことないよ〜…じゃ、そろそろ帰ろうかな…｣

｢Aちゃ〜ん、撮影ありがとね〜！ちょっとだけお話いーい？｣

貴｢……ぅ｣

その後事務処理(両親が海外なせいで時間かかった)と熱烈な勧誘(また縁があればでとりあえず保留にした)を受けて終わる頃にはもうクタクタだった

明日入学式だしまだ家の探索できてないしそろそろ帰りたいな……

黄｢Aっち〜！一緒に帰ろーよ！｣

貴｢うわぁ！！黄瀬くんまだいたんだ｣

てかついに出たな！！！！っち！！！！！！！！私尊敬されるようなことした！？！？距離の詰め方こわ！！！！！

黄｢あ、オレ〜尊敬する人にはこう呼ぶことにしてるんスよ！Aっち撮影も超良かったしさっきチラッと聞こえたんスけど一人暮らしとか超すげーッスね！｣

貴｢そ、そうなんだ……ありがとう。じゃ、帰ろっか｣

表情で察してか聞いてもないのにちゃんと説明してくれて優しいッスね黄瀬くん…。まあもう諦めるか、懐かれたなら素直に愛されることにしよう。中学黄瀬めちゃくちゃ可愛いし。