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「……っ!」





急いで鼻に手を当てるも
甘い匂いは一向になくならず

またもや、その甘さが欲しくてたまらなくなる

でもその時、




「……お前もしかして
チャイルドなん?」





目の前にいる淳太が
真剣な顔をしてそう聞いてきて

まぁ、その通りなので

俺は首を縦に振った




「もしかしてずっと?
今まで俺たちに隠してたん??」




そうしたら淳太が1歩俺に近づいて
そんなことを言う

……またさっきみたいなことしてしまいそうやから

ちょっと距離とって欲しいんやけど





「……違う
元はノーマルで最近チャイルドになった」

「え、ほんまにそんなことあるんや」

「うん
まぁ、稀らしい

……やからさっきのはその…
淳太から甘い匂いして衝動的に…

ほんまにごめん!!!」






そう言って頭を下げて謝るも
顔を上げられない

そんな俺に淳太は

「先天性やなかったんか」と一言呟いて
次に俺の頭に優しく触れた






「顔上げてや
そんなんしげは悪くないやろ」

「で、でも…」

「それよりさ
しげは俺に甘さを感じたんやんな?」

「うん…」

「じゃあ俺もノーマルから
キャンディーになったってことか…」





そう普通に呟く淳太に
「えっ?!」と俺の方が声を上げてしまう





「じゃあ淳太死___」

「アホか、死ぬわけないやろ

急にキャンディーになんのは
結構頻繁にあることやろ」

「え、そうなん?」

「……しげ、お前
高校の時ちゃんと授業きいてた?」

「……」





呆れた顔をした淳太に

俺お得意の大キャンスマイルで
返しといた

軽く叩かれたけど

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作者名:うーか | 作成日時:2022年8月13日 23時

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