ストレート、ド真ん中 ページ4
その瞬間
視点が反転してなにか柔らかいものに
ギュッと受け止められる
それがしげの腕だと気づいた時には
拒むことも出来ないぐらい
キツく抱きしめられていた
「お、まえ……起きて…」
しげの腕の中でもがきながら
混乱した頭の中を迅速に整理し
でてきたのはそんな言葉やった
ちがう、うそ
嘘って言わなあかんのに
「アホってなんやねん、アホ
…そうなら昨日そうって言えや
なぁ、好きや淳太、何回でも言うから
ちゃんと受け取ってよ、なぁ」
ドクドクと波打つしげの心臓の音に
胸が苦しくなる
でももうちょっと聞いていたくてもがくのをやめると
しげの腕は俺から離れていった
「おい、こっち向け」
「……」
「目逸らさんとって」
そう言われおそるおそるシゲの方をみると
昨日と同じ、真剣な顔をした
シゲが目の前にいた
「あ、……えっと…」
「なぁ好き、好きやねん」
「それは…」
「淳太のことが好き、ずぅぅっと好き」
「っ、だから」
「好きや」
「っ…!」
ジリジリと迫ってくるしげに後ずさるも
すぐに壁にぶつかった
何度も何度もしげの口から発せられる "好き " を
必死に聞こえないふりをする
……こんなこと、したって意味ないのに
分かってるよ、アホなんは俺って
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蒼乃碧(プロフ) - 早速リクエストに応えて下さり、ありがとうございます!お玉持って泣いてる淳太可愛い過ぎます😍😍😍素敵なお話をありがとうございました! (2022年8月9日 0時) (レス) @page10 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 初めまして!リクエストお願いします。お互いがバドとかみしげにヤキモチ妬くお話が読みたいです!よろしくお願いします🥺 (2022年8月8日 5時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うーか | 作成日時:2022年5月8日 2時