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花火の音 ページ15

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「ちぇ、女の子とじゃないんかー」






一緒にいるのが女子じゃないと分かって
一気に小瀧がつまらなそうな声を上げた




「いや、淳太モテへんし」

「あ、悪っ、崇裕
あとで淳太くんに言ったろー」

「モテるし!とか言って怒るやろな」






淳太がいない中でも淳太を弄る3人に
いつもなら加わって話すのに

なぜだかそれができない


そんな俺に
いつの間にか横にいた神ちゃんが

じっと、見透かすような目で俺を見てきた




「な、なに?」

「……
分かってるやろ、あのセンパイ

淳太のことそういう目でみてるってこと」





そんな神ちゃんの言葉に
何も言えなくなる

まさか、淳太やで?あのモテへん


……いや分かってる、ホンマは


優しくて頭が良くて、それでいて
どこか抜けている淳太は

色んな人にモテてるってこと




「っ、
男子校じゃないんやから

それに淳太のこと好きになるやつとかおらんやろ!

アイツモテへんし!」





分かっていても尚、認められない俺に
神ちゃんは呆れたようにため息をついた






「…しげかええんやったらええけど
淳太取られてもしらんで」





押し弱いとこあるんやから、淳太は


そう呟いて皆のところに戻って行った神ちゃんに
何も言い返せずその場で固まった

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蒼乃碧(プロフ) - 早速リクエストに応えて下さり、ありがとうございます!お玉持って泣いてる淳太可愛い過ぎます😍😍😍素敵なお話をありがとうございました! (2022年8月9日 0時) (レス) @page10 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 初めまして!リクエストお願いします。お互いがバドとかみしげにヤキモチ妬くお話が読みたいです!よろしくお願いします🥺 (2022年8月8日 5時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うーか | 作成日時:2022年5月8日 2時

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