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「あのなんていうか…
歩いてたらその…」
あ、俺
中間部長追いかけて
ここにたどり着いたんやん
動機めっちゃ不純やん
「偶然、ここに入ったって?」
「そ、そうなんです
酔っ払ってて
BARかなんかかなぁーって」
そう言った俺に
中間部長は一旦距離を取り
椅子にドカりと座り
俺を睨みつける
……なんか美人の怖い顔は
めっちゃ迫力があるし
それに…なんか
目覚めそうや
「あのじゅんじゅんこそ…」
「あ?」
「すみませんっ!
な、中間部長こそ
こんなところで何を…」
恐る恐る尋ねてみると
中間部長は少し悩む素振りをして
立ち上がって俺の前に来た
…近くで見るほど
部長って美人……ってちゃうちゃう!!
「あ、あの俺
別にこういうのに偏見とかは…」
「……ない」
「え?」
「お前には関係ないやろ」
中間部長はそう言い放ち
また俺のことを睨みつける
「やからもうここには来んな
そんで今日のことは忘れろ
……分かったな?」
そう言われ条件反射に
首を縦に振ってしまう
俺の飲んだ分は部長が払ってくれて
俺はあっという間に
店から追い出された
まだぐちゃぐちゃで何も理解できてないけど
さっきの部長の姿が俺の頭から離れない
……今日のことは忘れろって
そんなん出来るわけない
部長は何を思ったんか知らんけど
俺は誰かに言いふらす気もないし
引いたりしたわけでもない
……かわいい
ただそう思っただけ
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作者名:うーか | 作成日時:2021年11月22日 0時