Swallows short story 2nd

山田哲人 荒木貴裕 ページ8

荒木『行ってくるね』

A｢うん、行ってらっしゃい｣


私と貴裕くんは幼馴染で
高校生の時に付き合って
10年目記念日に貴裕くんからプロポーズされた

本当に嬉しくてあの日は人生で1番幸せだった
そんな幸せな結婚生活だったのに
貴方に出会うなんてね


A｢哲人くん…｣

山田『荒木さん居ないっすか？』

A｢さっき練習に行ったよ｣

山田『じゃあ、いつもの所で』


メガネなんて普段かけないけど
伊達メガネを付けてマスクをして
哲人くんと約束してる所に行った

哲人くんとは貴裕くんの紹介で出会った
趣味も好きなものも似ていたので
意気投合でたまに一緒に買い物に付き合ってあげた

そんなある日
哲人くんが調子悪くて励ましてあげようと思い
貴裕くんには内緒で会っていた
その日にイケナイ関係を持ってしまった


山田『悪い女っすね』

A｢誰のせいよ｣

山田『ごめんなさーい』


そう言って私の首筋にキスをしてくる
そして哲人くんは私を押し倒してきた


山田『俺だけ見てて』

A｢分かってるよ｣


哲人くんは少しだけ笑って
私の身体を求めてきた
いつになったらこの関係が終わるのだろう
そうこの時は思っていた


荒木『なぁ、子供欲しいんだけど』

A｢子供…？｣

荒木『Aとの子供が欲しい』

A｢私も貴裕くんとの子供は欲しい…
でも、少しだけ考えさせて｣


そう貴裕くんに告げて
私は哲人くんをいつもの所と呼び出した


A｢哲人くん…あのね｣

山田『どうしたんですか？』

A｢貴裕くんに
子供欲しいって言われたの｣

山田『……そうなんですか』

A｢私もね、貴裕くんの子供が欲しいの
だから哲人くんとは普通の友達に戻りたいの｣

山田『じゃあ…これ最後のお願い』

A｢うん、なに？｣

山田『最後に…いつもみたく抱かせて』

A｢分かった…これで終わりにしよ｣


最後に愛されるかのように抱かれた
まさかドラマのような経験を
自分自身ですると私は思ってもなかった


山田『愛してましたよ』

A｢私も…少しだけ｣

山田『…ありがとう』

A｢こちらこそ｣


別れのキスをして
私達は前の友達関係に戻った


-莉子さんリクエスト-

遅くなってすいません！！

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