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川端慎吾 ページ4

A「お兄ちゃん、ごめん…っ」

川端『お願いやから…どこにも
行かんといて…俺から離れへんといて』

A「すぐ帰ってくるし…
女の子と会うだけやから大丈夫やで」

川端『ほんまに?…早く帰ってきてな?』


お兄ちゃんはそう言うと離してくれた
私のお兄ちゃんは野球してる時は
あんなキラキラしてるのに、家に帰ると私に対して異常な愛情表現をしてくる


【この後飲みに行くけど行く?】

A「ごめん、お兄ちゃんが…」

【あー、なるほど…
また今度にしよっか!】

A「ごめんね!また今度誘って!」

【うん、じゃあ明日ね!】


仲の良い同僚はお兄ちゃんの事を知っているお兄ちゃんが居ない日によく飲みに誘ってくる
本当に同僚には感謝しかない


A「お兄ちゃん帰ったよー」

川端『おかえり』


帰ってくるなりお兄ちゃんは
私にすぐに抱き着いてきた


川端『待ちくたびれたわ』

A「ごめんね!
仕事の話してたら遅くなった」


お兄ちゃんは明日から遠征
遠征の支度をしてた途中なのか
荷物が散らかっていた


A「ほら、荷物まとめよ!」

川端『うん』


荷物をまとめていたら
お兄ちゃんは私の首筋を噛んできた


A「もー、自分の支度なのに」

川端『遠征に行ってる間に
変な虫が寄ってこーへんようにしてるだけ』

A「寄ってこーへんから大丈夫よ」

川端『Aは可愛ええからこうでもしないと』


お兄ちゃんは遠征に行く前に
絶対私の身体に印を付けていく


川端『変な虫寄ってきたら殺しちゃうわ』

A「お兄ちゃん怖い」

川端『怖くないよ』


爽やかな笑顔でそんなこと言ってるけど
私が高校生の時にストーカーに遭った
お兄ちゃんは無表情でストーカーのことを殴っていた


川端『妹に近づく奴は許さへんよ?』


あの時のお兄ちゃんの表情が怖すぎて忘れられない
それ以来、私は好きな人も彼氏も出来たことがない
お兄ちゃんにバレたら
殺されてしまいそうだと思ったから


川端『A』

A「ん?」

川端『俺からずっと離れへんといてな?』

A「うん、分かってるよ」


私はお兄ちゃんから一生離れられない
私はただ殺されないように怯えながら平然と生きていく


-コトネさんリクエスト-

荒木貴裕→←荒木貴裕



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みなみ - リクエストに答えて頂きありがとうございました。キュンとしました! (5月19日 21時) (レス) id: 07bd7ac770 (このIDを非表示/違反報告)
S - リクエスト答えていただきありがとうございます!何回も読み直してキュンキュンしてます^^これからも更新楽しみにしてます! (5月10日 23時) (レス) id: 58a812e339 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっか(プロフ) - Mさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました!またよろしくお願い致します(^ ^) (5月10日 22時) (レス) id: 5406019e07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっか(プロフ) - 燕雪さん» いえ!またリクエストありがとうございました!短くなってしまったので申し訳ないです(´;ω;`) (5月10日 22時) (レス) id: 5406019e07 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました!とてもキュンキュンさせて頂きました!またリクエストする際はよろしくお願いします! (5月9日 16時) (レス) @page45 id: 12bc3fbac6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっか | 作成日時:2019年6月14日 1時

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