検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:58,863 hit

川端慎吾 ページ28

部屋でのんびり過ごしていると
彼女がソファーに座って本を読みながら
俺の名前を呼んできた



川端『ん?』

A「私のこと愛してくれる?」



普段そんな事言わない彼女から質問をされた
急にどうした?って聞くと
んー、なんとなく?って答えてきた



川端『もちろんだよ』

A「そっか…嬉しいな」



Aは読んでいた本を机に置いて俺の所に来た
膝の上に向かい合わせに座ってきた
Aの腰に手を回して優しく抱きしめた



川端『じゃあ、俺が死んだら
一緒に死んでくれるん?』

A「慎ちゃんと一緒なら」

川端『フフッ…約束やで?』



Aと指切りげんまんをした
裏切ったら許さないよ?と彼女はそう言ってきた
まさかあんな事になるとはこの時は
少しも思ってもなかった


会社から帰る時に昔付き合っていた女に会った
俺を見るなりに近寄ってきたが俺は逃げた
しかし元カノに捕まった



【慎吾逃げなくてもいいじゃん】

川端『今更何だよ』

【まぁまぁ、ねぇこれからご飯行かない?】

川端『ごめん、大切な人が居るから無理』

【関係なーい!さぁ行こ行こ!】



強引に連れて行かれそうになった所に
Aが無表情のまま元カノの右腕を掴んだ
するとAは掴んだ右腕の関節を
思いっきり外すように蹴った


Aは無言で殺気を出していて
元カノは腕を押えてその場から去った
すると俺の方に振り向くとニコニコしていた



A「慎ちゃんに近づく女は潰すからね」



そう言った彼女の瞳の奥は笑っていなかった
それから俺の近寄ってきた女は
Aによって消されていった



川端『なぁ、何で近寄ってきた子がすぐに分かるん?』


聞くとAは手を止めてスマホを見してきた
そこには俺の居場所が分かるようになっていた
Aはニコニコしながら包丁を持っていた



A「ねぇ、慎ちゃん…昨日女に会ってたでしょ」

川端『会ってへんよ…』

A「へぇ…そうやって嘘つくんだね」



Aは俺をソファーに押し倒して
誰かによって撮られた写真を見してきた



川端『ごめん…でも、』

A「……………さようなら」



俺は世界で1番大好きな人に殺された
最高の死に方だなと死ぬ間際に思った
意識が遠のいてる時にAは
自分の首に包丁で切り付けて俺の胸に顔を埋めた



A「来世でも愛してね」




彼女から最期の言葉が聞けて安心したのか
俺は意識を手放して闇へと落ちた



-コトさんリクエスト-

坂口智隆→←荒木貴裕



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
90人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みなみ - リクエストに答えて頂きありがとうございました。キュンとしました! (5月19日 21時) (レス) id: 07bd7ac770 (このIDを非表示/違反報告)
S - リクエスト答えていただきありがとうございます!何回も読み直してキュンキュンしてます^^これからも更新楽しみにしてます! (5月10日 23時) (レス) id: 58a812e339 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっか(プロフ) - Mさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました!またよろしくお願い致します(^ ^) (5月10日 22時) (レス) id: 5406019e07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっか(プロフ) - 燕雪さん» いえ!またリクエストありがとうございました!短くなってしまったので申し訳ないです(´;ω;`) (5月10日 22時) (レス) id: 5406019e07 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました!とてもキュンキュンさせて頂きました!またリクエストする際はよろしくお願いします! (5月9日 16時) (レス) @page45 id: 12bc3fbac6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっか | 作成日時:2019年6月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。