小さな背中 ページ22
家に帰ると、電気がついてて
ソファの上に小さな背中があった
「え、すばる君どうしたの？」
渋「おかえり。今日、仕事はよ終わったから来てみてん」
ソファに近づいてすばる君に声をかけるとすばる君は優しく微笑んでくれて頭を撫でてくれた
やっぱり、この手が好きだなあ…
渋「…男の匂い、するん」
「え？」
渋「ヤスとかヒナとか、ちゃう匂い。嗅いだことない匂いなんやけど」
あ、もしかしてさっきの…
コウちゃんに一瞬抱きしめられたときのことを思い出すと、すばる君が私の顔を両手でムギュッと挟んだ
渋「…コウちゃんって、どんな奴やったん」
「え！？」
渋「コウちゃんって奴に、会ってたん？」
どうやら佐々木さんが、余計なことをすばる君に吹き込んだようで、
すばる君の大きい瞳はゆらゆらと揺れていた
「…元カレで、大切な人だったけど、もう過去の人だよ」
すばる君は少しホッとしたような顔で私をふんわりと抱き寄せた
渋「Aが、不安とか不釣り合いとか言うてたけど、俺も不安やねん」
渋「特殊な仕事やし。ヤスみたいに常にニコニコ優しくできへんと思うしヒナみたいに面白いことあんま言えへんと思うし」
渋「いつか、俺以外の奴に持ってかれんちゃうかって、不安やねん。俺、Aが思っとるよりAの事好きやねん」
すばる君が弱々しい声でそう言って
その小さな背中に手を回すとすばる君は少しビクついて、抱きしめる力を強めた
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ゆか(プロフ) - 倉たむさん» ツイッターやっています！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 7031bd900b (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 倉たむさん» 大変嬉しいコメントありがとうございます！！これからも楽しんでいただける作品作れるように頑張りますので他の作品も見ていただけたら嬉しいです！！ (2018年4月23日 23時) (レス) id: 7031bd900b (このIDを非表示/違反報告)
倉たむ - 前作から大好きで続編も読ませていただきました。ほんとに素敵です！もしTwitterとかしていたらフォローくれると嬉しいです。大好きです！ほかの小説でも更新頑張って下さい！ (2018年4月23日 22時) (レス) id: 0d71d9cc5b (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さいね (2018年3月9日 22時) (レス) id: 4fd4b51687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆか
| 作成日時：2018年3月9日 22時
