トリップする方法試したらできちゃいました【鬼滅の刃】 (ページ25)

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.陸拾玖. ページ25

蝶屋敷__(善逸side)

炭治郎でも落ち込んだりだめかもしれないって思っちゃうことあるんだな

そりゃそうだよな。煉獄さんみたいな鍛えぬかれた"音"がする人でさえまだ目が覚めないんだからな

悲しいし取り乱すよな

あれからAちゃんと煉獄さんは昏睡状態で未だに目が覚めていない。

煉獄さんはAちゃんのお陰で一命はとりとめたらしいけど…

俺たちもAちゃんのお陰で傷の治りが早くなった

毎日Aちゃんのお見舞いに行ってるけど、Aちゃんは死んだように眠っているから悲しくなる。まぁ生きてるから安心できるんだけど

いつになったら目が覚めてくれるのかな

「炭治郎！まんじゅう(無断で)もらってきたから食おうぜ！」

するときよちゃんがおもいっきり頭に直撃してきた

「炭治郎さんがいませぇん！」

「あーーーっ善逸さんごめんなさぁい！！」

「いや全然大丈夫。どうしたの？」

「焦点が大丈夫じゃないですぅ！

ほんとにごめんなさい！炭治郎さんどこにもいなくって…___カクカクシカジカ…」

「アイツ！！Aちゃんのお陰で折角傷の治りが順調だったのに！馬鹿なの？」

_____。
(noside)
その間炭治郎は煉獄さんの生家に行っていた。

書物を見せてもらったがヅタヅタに破かれていたようだった

その時に煉獄杏寿郎の日輪刀の鍔を受け取ったようだった

きっと兄は目を覚ましても鬼殺隊には残らないと。育手にまわるだろうと。

_____。

あれから四ヶ月がたとうとしていた。炭治郎たちは鍛錬をしながら合間に入る鴉からの指令に従いそれぞれ鬼を倒しに行った。

善逸は一人で行く任務のときも駄々をこねなくなった

伊之助は以前より尚更猪突猛進になった

炭治郎は一人ではないことは幸せなことだと思った。

_____。

ある日、炭治郎は善逸とAのお見舞いに行っていた。伊之助は任務だった。

「失礼しまーす…。って誰だよ！」

そこにはAが眠るベッドの側に座っているある人物に目がとまった

「そっちこそ何なの？」

「善逸！この人は柱だ！」

「ええええ！？柱！？俺より小さいのに！？」

するとその人物…時透無一郎はムッとした顔をした。

「はぁ…君たちのせいで気分が悪くなったんだけど。……ごめんね。A、今日はこれで帰るね」

そう言ってAの頭を撫でて部屋から出て行った

「もしかしたら今のがAの師範だったのかもな」