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「村上くん遅いなあ」




すぐに行くと言っていた村上くんは10分以上経っても来なくて





先に始めてようかな、と思って本を手に取った瞬間ドアが開く音がした






「あ、村上くん!…え?」






渋「………ヒナ、ちゃう」






そこには、仏頂面の渋谷くんがいた







「え、あれ?村上くんは?」







渋「ヒナ、予定できた」







「え!?え、えっと…それで、渋谷くんはなんでここに?」







渋「代わりに、行け言われてん」






渋谷くんは俯きながら図書室の中に入ってきて本を手に取り整理し始めた

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作者名:ゆか | 作成日時:2019年4月16日 20時

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